多層成形とは?

多層ブロー成形とは

ブロー成形の多層化は、要求される機能が一つの樹脂では満たされない場合に、複数の樹脂によってその機能を満たすことを目的としています。
例えばバリア性の高い樹脂:EVOHを、内容物(有機溶剤や農薬等)が直接触れる最内層に使用したり、酸化を防ぐ目的で中間層にサンドイッチすることが可能です。また、他の層には汎用樹脂を用いて製品単価を抑える等、様々な活用例があります。
成形方法は、複数の押出機から一つのヘッドに異なる樹脂材料を送り、層状になったパリソンを押出してブロー成形を行うものです。

多層ブロー成形

一般的にプラスチック容器の材料として利用されているポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン樹脂は、酸素の透過性が高く、有機溶剤には比較的弱い樹脂です。
当社で成形している多層ボトルは、バリア性のある樹脂を層に盛り込むことにより食品の保存性を高めたり、有機溶剤への耐性を持たせることができます。
主な用途としては、食用油・各種液体調味料(ソース・ケチャップ・焼肉のタレ)・化粧品等の容器があります。

プラスチックは内容物との相容性(お互いが混じりあう性質)が高い場合があります。
相容性が高いと、内容物が樹脂に浸み込み、透過したり、容器の変形が起こったりします。
右図構成のように、有機溶剤用ボトルには、最内層に対溶剤適性のあるバリア性樹脂(ナイロン等)を利用した多層ボトルで対応することができ、農薬容器等で利用されています。

当社では、3種3層・3種5層等の多層ボトルの成形実績が多数あるのを始め、最大で7種7層までの多層成形が可能な成形機を取り揃えています。
他の構成についてもお客様の御要望に応じ、対応可能です。
ぜひ、ご相談下さい。

多層ブロー成形